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★保険料横領、調査へ 「消えた年金」の一因か 検証委
年金記録のずさんな管理問題の原因解明と責任追及を行う総務省の
「年金記録問題検証委員会」(座長・松尾邦弘前検事総長)は10日、
社会保険庁や市町村の職員が納付された保険料を着服・横領したことが
「消えた年金」の一因になっている可能性があるとして、実態調査を
実施する方針を固めた。元検事の弁護士や現職の検察事務官を同委員会に出向させ、
職員らの聞き取り調査を行う。また、記録の入力ミスなどがどれだけあるかを
把握するためのサンプル調査も実施。記録問題の全容解明に乗り出す。
10日夕に松尾座長が記者会見を開き、こうした方針を盛り込んだ中間報告を公表する。
横領問題では、昨年10月、北九州市の社会保険事務所職員が在職中に
保険料100万円を着服し、支払いに訪れた人には事務所の金庫から盗んだ
領収書を渡していたケースが発覚。06年9月には長野社会保険事務局の
職員が23人分の保険料191万円を着服した疑いで逮捕された。
89年度から02年度までの統計では、社保庁職員による保険料の着服・横領は
10件あり、被害総額は2336万円にのぼる。
また、過去に未納だった国民年金保険料を一括して納める「特例納付制度」も、
調査の焦点の一つになりそうだ。70年代を中心に過去3回実施されたが、
社会保険事務所が担うべき保険料の徴収を、一部の市町村が違法に行っていた
ケースがあると見られる。「消えた年金記録」問題でも、特例納付の記録が
見つからないという訴えが目立つ。
社保庁も全国309の社会保険事務所と全市町村を対象にした調査を始めたが、
検証委も当時の社保庁や市町村の職員による横領の可能性もあるとして、
捜査的手法を用いて詳しく調べることにした。
ソース URLリンク(www.people.ne.jp)