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★日本酒、ドイツでじわり浸透
ビールにソーセージ。そんな食文化の印象が強いドイツで、日本酒がじわり浸透しつつある。
日本食以外のレストランにも置かれるなど、関係者らは「すそ野が広がってきた」と手応えを感じている。
フランクフルト市内のレストランでこのほど行われた日本酒イベントでは、ドイツの外食、
小売業者ら約20人が駆け付けた。
参加者らは「日本酒にはワインのように等級があり、吟醸酒や生酒などさまざまな味わいがある」
といったセミナーを受けた後、新潟県や兵庫県などから訪れた4つの蔵元が振る舞う自信の酒を試飲。
「とても香り高い」「『かん』と『冷や』しか知らなかったが、こんなに多様性があるとは」と
感嘆の声が上がった。
既に日本酒を扱っているという有機食材店店長は「酒は非常に複雑。顧客に説明するため
もっと勉強しなくては」と、蔵元らに熱心に質問。ミシュラン「1つ星」のレストランシェフ、
インゴ・ホラントさんも「酸味の少ない酒はあらゆる食事に合う」と可能性の広がりを指摘した。
こうした外国での売り込みは蔵元にも刺激になっているようで、自慢の大吟醸などを持参した
新潟県下越酒造の佐藤世志子さんは「ドイツは初めてだが、すし屋もにぎわっている。
海外市場は活気があり、やりがいを感じる」と述べた。(フランクフルト 時事)
FujiSankei Business i. 2007/7/10 URLリンク(www.business-i.jp)