07/07/10 18:20:29 0
・カラオケ人口の減少傾向が目立つ一方、1人でカラオケに行くヒトカラが増えている。
どうして1人が増えているのか、そのわけを探った。
・横浜市の会社員、河田剛さん(43)が初めてヒトカラをしたのは3年ほど前。
歌はもともと大好きで、仲間の前で歌うため練習もしたいが、1人ではカラオケ店も採算が
とれないから断られるだろうと思っていた。母親の友人がよく1人で行くと聞いて休日の昼に
挑戦してみたところ、店に断られることもなく、すんなりリモコンを渡された。
以来、2カ月に1回ほど、多いときは月に2回通うようになった。
1回2~3時間かけて、仲間が知らない英語の歌や古いアニメソングを思う存分歌う。
新曲の練習もできるし、自分にあったキーの設定もチェックできる。「みんなが楽しそうな
場所に一人でいると孤独を感じるが、カラオケは壁で仕切られていて気にならない」
個人ブログでも、すいている時間帯や歌った曲名を並べるなど、ヒトカラの話題が登場している。
「一度行って病みつきになった」「ヒトカラデビューしました!」などの書き込みも多い。
「この前ヒトカラ行って試した曲を歌うぞ!」。
カラオケ店「歌広場」を経営する「クリアックス」(東京都豊島区)の伊藤健太営業部長が、
若い男性客のこんな言葉を耳にしたのは4年前。
歌広場は04年春から会員を対象に、1人の場合は料金を20%引きにする「ヒトカラ割引」を
行っている。1都3県の70店舗で、月約2万人が利用するという。
全国カラオケ事業者協会の資料によると、カラオケの参加人口は94年の5890万人を
ピークに減少していて、05年は4700万人。カラオケボックスのルーム数も90年の
5万2578室から96年の16万680室まで急増し、その後減少傾向にある(05年13万3000室)。
伊藤さんは「カラオケ人口を増やすには、いつも来ている層を狙ってもダメ。『人前で歌うのが
苦手だけど、1人なら歌ってもいい』と思っている人たちを呼び込もうと思った」と話し、
カラオケ人気の復活に向け、ヒトカラに期待する。(>>2-10につづく)
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