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の参政権獲得とともに、日本社会を内部から変化させろ」
【コラム】日本の外交は誰が動かしているのか。
複雑な構造を持った日本の「右傾化」を代える方法も多様に講じられるべきだろう。
第一、圧力、すなわち「外圧」は肝要だ。靖国を含め歴史問題の原則を明確にするのは、
日本への問題提起のため依然として必要とされる。韓国政府の「歴史問題提起」は、こ
れまで便宜的かつ一時的な性格が強かったのも事実だ。
第二に、「包容」の戦略も必要とされる。日本の大衆に迫る形と言語でもって批判
的なメッセージを伝えること、「日本の良心勢力」だけでなく、政財界の指導層にも食
い込むため努力すること、日本の将来の方向も視野に入れた「地域の安全保障協力体制」
を多角的に試みること--などが、それに含まれるだろう。
第三に、在日韓国人の地方参政権獲得とともに、日本社会を内側から変化させる方
法も進めなければならない。そうした点から、今回、韓国が先に、永住する外国人に地
方参政権を付与する措置を取ったのは、高く評価されうる。日本が歩む道に韓国が及ぼ
す影響力は少なくない。
[略歴]1953年生れ。ソウル大中退。日本の国際基督教大学卒業。東大・大学
院修了(法学博士)。 専攻は東アジア国際政治。米プリンストン大学・客員研究員。
著書に『東アジア冷戦と韓米日関係』など。
李鐘元(イ・ジョンウォン、立教大学教授、国際政治学)
中央日報
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