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・北広島市の東部中で昨年、「同級生がいじめに遭っている」と女子生徒から担任に訴えが
あったにもかかわらず、学校が適切な対応策をとらなかったため、訴えた女子生徒が逆に
孤立して体調を崩し、転校していたことが分かった。
市教委などによると、昨年九月ごろ、一年生の学級で複数の生徒が一人の女子生徒に
対して「そばにいるとけがれる」と言うなどしていじめるようになった。同月末、同級生の女子
生徒が担任の三十代男性教諭にいじめをやめさせるよう求めた。
しかし、担任はいじめを行ったとされる生徒への事情聴取や個別指導などは行わず、学級
通信で「行動を見直すよう」と呼び掛けるにとどまった。直後から、いじめを受けた女子生徒は
学校を休みがちとなった。
担任はいじめを受けた女子生徒を家庭訪問したが「事実を確認しきれず、踏み込んで判断
することが難しかった」(吉田校長)として、いじめたとされる生徒への積極的な指導はしなかった。
このため、いじめをやめさせるよう訴えた女子生徒も孤立。学級内やメールで「(担任への
訴えは)でたらめを言っている」などと陰口が言われていると知らされ、学校への不信で体調を
崩し、十二月から学校を休みがちになった。
今年一月以降、市教委も対応に乗り出したが、担任が保護者会で“加害者”とされる生徒の
実名を挙げるなどしたことへの一部保護者の反発も重なり、学校への不信と混乱が解消
できなかった。
いじめがあることを訴えた女子生徒は、四月に転校した。この女子生徒の保護者は「先生に
いじめを伝えても状況は変わらず、学校への不信が転校の最大の原因となった」と述べている。
また、いじめを受けた女子生徒も不登校が続いているという。
道教委は、いじめが社会的問題になっているにもかかわらず、学校として行うべき対応を
とらなかった点を問題視。市教委からの正式な報告を待って、校長や担任の懲戒処分を行う。
吉田校長は「関係者に嫌な思いをさせてしまった。学校全体で、つらい思いをしている生徒を
助けるため強い姿勢を示すべきだった。初期対応がまずかったことを、管理者として反省
している」と話している。(一部略)
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