07/07/07 22:24:18 0
残念な世論調査結果がある。米国のピュー・リサーチセンターの今春の調査によると、
中国を「かなり嫌い」「どちらかと言えば嫌い」とする人が日本では67%にのぼった。
調査の対象となった47カ国・地域で最も高かった。同じように中国人にも日本を嫌う
傾向が強い。
今年は、日本と中国が国交を正常化して35周年にもあたる。盧溝橋事件からの
70年間の半分は、関係正常化の年月でもあったのだ。それなのに、こんな数字が
出てしまうことを私たちは深刻に受け止めなければなるまい。
政治の役割は大きい。安倍首相になって、両国関係が修復の方向に動き出したのは
歓迎すべき動きだが、もう一歩、勇気を持って踏み出せないものか。
例えば、南京大虐殺をめぐる論争を建設的な方向へ押し出す。犠牲者数について中国は
30万人と主張するが、いくら何でも多すぎないか。一方、あれは虚構だと言われれば、
中国側が反発するのは当然だ。両国の歴史共同研究で冷静に検討が進むことを期待したい。
そうした中で、日本の首相が南京を訪れてはどうだろう。小泉前首相や村山元首相は
在職中、盧溝橋の抗日戦争記念館を訪れた。論争は専門家に任せ、現地を訪ねて慰霊する。
中国の人びとからも、国際社会からも歓迎されるはずだ。
この年を、感情と怒りがぶつかり合う年にしてはならない。(抜粋)
URLリンク(www.asahi.com)
【社説】 「日本、南京大虐殺を虚構などと言うべきでない」「安倍首相、南京訪問を」…朝日新聞、盧溝橋事件に思う★2
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