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激戦の東京選挙区から自民党公認で立候補するテレビ朝日元アナウンサー、丸川珠代さん(36)は
クールな印象を払しょくするため、笑顔で街頭に立ち、懸命にアピールしている。一方、同党の比例代表
候補で人気弁護士の丸山和也氏(61)は、自民党色を出さず、あくまで「丸山党」を強調しながら活動。
目玉候補の“丸・丸コンビ”は、それぞれのイメージを打ち消そうと躍起になっている。
早朝の駅によく通る声が響く。「丸川珠代です。よろしくお願いします」。6月上旬からほぼ毎日続く
朝のつじ立ち。この地道な選挙活動に陣営がこだわる理由は(1)知名度アップ(2)丸川さんの
イメージアップという2つの目的がある。
女子アナ時代は、99年7月まで出演していた「ビートたけしのTVタックル」の印象が強い。
たけしの下品な発言にも動じず、クールに受け流す姿は永田町でも話題になり「当時の彼女の人気は相当あった」
(党関係者)という。それが、視聴者には「冷たい感じ」「性格がきつそう」との印象を残し
「握手をした年配の女性から“あら、あなた笑うのね”なんて言われたこともあります」(丸川さん)。
「彼女は昔から美人で目立つ存在ですからね」と話すのは東大で同じクラスだった木原誠二衆院議員。
昨年のクラス会で、財務省職員から国会議員に当選し仲間の前であいさつした木原氏に、
「さっきの話は違うと思う!」と丸川さんだけが政治の話に食いついてきた。
「今思えば政界への興味は随分前からあったのでしょう」。今回の立候補も意外に感じなかったという。
東京選挙区は定数是正で1議席増の改選数5。自民党都連は「組織票は保坂(三蔵氏)、浮動票は丸川」。
丸川さんには組織も地盤もないが知名度なら…ともくろんだ「すみ分け作戦」だったが、その知名度はいまひとつ。
現在は当落線上ギリギリで、なりふり構ってはいられないが本音のようだ。
年金問題や久間発言で党は大逆風で、共倒れの可能性もゼロではない。丸川側の選対本部長・平沢勝栄衆院議員は
5日夕の緊急会議で「身内同士の余計なしのぎ合いはやめよう」と強調したばかり。ただ、2議席確保どころか、
身内のつばぜり合いも激化しそうな情勢となっている。
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