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★安倍「消費税上げ」発言で墓穴…ＴＶ生出演で 党内「不謹慎だ」
安倍晋三首相が５日夜、テレビ番組に出演し、消費税率引き上げに踏み切る可能性を示唆したことが
波紋を広げている。消費税問題が参院選（２９日投開票）の新たな争点として浮上してくるのは必至。
時期が時期なだけに、党内からは早くも反発する声が出ており、安倍発言が墓穴を掘る可能性もでてきた。
「この時期に、こんな発言をするのは不謹慎だ。年金記録問題で逆風なうえ、住民税増税や定率減税廃止
があったのに、なぜ、また負担増の話になるんだ」
自民党の参院選候補予定者の陣営幹部は、怒りをぶちまける。
安倍首相の消費税発言は５日夜、日本テレビ系の報道番組『ＮＥＷＳ ＺＥＲＯ』で飛び出した。
同番組に生出演した安倍首相は、キャスターから消費税への考え方を聞かれ、「上げないなんて一言も言っ
ていない。基礎年金は全部税と言っているのに、『１％も上げない』と言っている（民主党代表）小沢（一郎）
氏とは明らかに一線を画している」「決して消費税から逃げることはしない。税制の抜本改革は近いうちに
信を問うことになっている」と、消費税引き上げを示唆し、税率引き上げを決めた場合、次期衆院選で国民の
審判を仰ぐ考えまで披瀝したのだ。
自民党関係者は一定の理解は示すが、納得いかない表情を浮かべる。
「年金制度は将来的に保険料方式ではもたず、消費税をいじらないと維持できない、という正論を言ったの
だろう。選挙期間中、民主党から『社会保障制度はこのままでもつのか』と追及されたときのことを考え、
今から予防線を張ったのかもしれない。しかし、安倍首相は社労族なのだから、社会保障制度の将来的構想
があるなら、首相に就任した時点で抜本改革を議論しておくべきだったのではないか」
(中略)
安倍首相は番組の中で、「今の段階で何％上げるとなれば、（財政規律が）緩んでしまう」とも述べ、
参院選で消費税を争点にする考えはないことも強調している。
(後略)
■ソース(夕刊フジ)(略部分はソースで)
URLﾘﾝｸ(www.zakzak.co.jp)