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2007年07月05日08時32分
国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）は４日（日本時間５日朝）、グアテマラ市で開いた第１１９回総会で、２０１４年
冬季五輪の開催都市にソチ（ロシア）を選んだ。ロシアでの冬季五輪は初めて。ソチはプーチン大統領が政府の
支援を積極的にアピール。周辺の開発に８５００億円を投じる計画で、会場の多くが新設のため建設計画が
不安視されたが、投票直前には五輪金メダリストらが華やかな活動を繰り広げて「本命不在」と言われた
レースを制した。
ほかの候補都市はザルツブルク（オーストリア）、平昌（ピョンチャン）（韓国）。平昌が招致に成功した場合、
１６年夏季五輪招致を目指す東京は開催都市の地域的なバランスの点で不利になるとの見方もあった。
ザルツブルクは冬季競技の本場として豊富な大会運営経験をアピールしたが、ＩＯＣ評価委員会の報告書で
警備、宿泊に問題があると指摘され、０６年トリノ冬季五輪での同国選手のドーピング問題も響いた。平昌は
開催計画の完成度が高く、報告書では３都市のなかで最高の評価を得ていたが、欧州出身メンバーが多い
ＩＯＣで欧州の壁を破れなかった。
１４年冬季五輪には当初７都市が立候補し、昨年６月の１次選考で３都市に絞られていた。
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