07/07/05 15:49:55 xHbSzT6K0
…またたく間の出来事として、私は見たのだ、まずはじめに、ぞっとしたことに、シモーヌがなまの睾丸の一つに齧りつくのを、
次いでグラネロが牡牛の方へ向かって前進し、真赤な布を目の前に突き出すのを―最後に、ほとんど同時に、逆上したシモーヌが、思わず息を呑むような淫らさを発揮して、
白いすんなりした腿を湿った陰門までさらけ出し、その中へいま一つの蒼白い球体をじっくり手ごたえを味わいながら押し込むのを―牡牛に突き倒され、障壁へ追いつめられたグラネロの姿。
その障壁を角が三度盲滅法に突きまくり、三度目の攻撃が右の眼と頭全体をぶち抜いた。恐怖に打たれた闘技場のどよめきはシモーヌのオルガスムスの瞬間と重なり、
石の座席から腰を浮かすと、そのまま彼女は仰向けにぶっ倒れてしまった、鼻血を垂らし、目くるめく日光に体をさらけ出したまま。
直ちに人々が駆け込み、グラネロの死体を担ぎ出した。死体の右の眼は頭蓋からダラリと垂れ下がっていた。