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延長国会閉幕 首相、正攻法で実績積む
押せ押せの野党も油断大敵
「国会の戦いは終わった。さあ、いよいよ選挙だ」。今週の永田町の風景をひと口でいえば、こんなことになる。
それにしても安倍首相の最後の闘志とねばりは注目のマトだ。閣僚を叱咤激励し、執行部の尻を叩いて、会期を延長し、
対決法案を次から次へと成立させた張本人は安倍首相だ。ひ弱いお坊ちゃんだとか、未経験の若武者だとかの印象はどこかに吹っ飛んでしまった。
安倍首相の背中を押したのは、正攻法と実証主義だ。衆参両院では自公の与党勢力が過半数を握っている。
審議を重ね決を採れば、与党が勝つに決まっている。多数決は民主主義の基本ルールだ。何も怖れる必要はない。
正々堂々と正面から受けて立つだけだ。この粛々とした正攻法の前に野党の奇手奇策の小手細工は通用しなかったわけだ。
松岡前農水相のスキャンダルや、社保庁の年金ポカは痛かった。安倍首相と自民党政権は世論の袋叩きに遭う。四面楚歌、
どこからも援軍は来ない。かくなる上は、安倍首相の公約を着々と実現し、その積み重ねの成果を国民に問うだけだ。
その実証主義に凝り固まって、野党にいわせれば安倍首相の「暴走」が始まったことになる。
結局、結論からいえば安倍首相の書生論が勝った。戦い終わって日が暮れたいま、
国会対策のベテランや手だれの寝業師たちが、「青二才のしろうとにしてやられた」と頭を掻いている。
世界日報
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産経、読売も赤面するほどのヨイショっぷりw