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「昨日の段階までは公明党は収束に向け動いていた」。久間章生防衛相辞任表明が伝えられた
3日午後、公明党幹部はこう断言した。異変はこの日朝、公明党から起きつつあった。
太田昭宏代表らは「影響が大きすぎる」(同党幹部)として、表向きは発言せず、
「音無しの構え」に徹していた。だが、支持母体の創価学会も含め同党内で、久間発言への
怒りはすさまじかった。
実は久間氏は午前9時半からの同党国会連絡会議に釈明のため出席する約束になっていた。
その約1時間半前、同党の斉藤鉄夫政調会長から防衛省の西川徹矢官房長に電話が入っていた。
「久間防衛相が我が党の会議に出席していただく予定になっていますが、出席をキャンセルして
もらえませんか」
久間氏は8時半に住居の赤坂議員宿舎を出発。首相官邸での閣議を終えた後、記者団に
「公明党の会議に出ますか」と聞かれ「いや、行かない」とだけ答え、そのまま防衛省に戻った。
久間氏は出邸時も閣議前も口を結んで硬い表情で、公明党が面会を拒否したことにショックを
隠せなかったようだ。
久間氏不在の公明党の会議では、浜四津敏子代表代行が「久間さんには辞めていただきたい」と
強硬論を主張。「連立与党だからと言って、官邸の言うように久間氏をかばっていたら
選挙が戦えない」との意見が大半だったという。
会議終了後、久間氏を待ちかまえていたテレビカメラに向かって浜四津氏は
「党としては見解を決めていないけれども、私個人としては(女性を子供を産む機械に例えた)
柳沢伯夫厚労相の発言も問題だったが、それとは質的に違う重大な発言だ」と強調。
「自分の身の処し方を賢明に判断していただきたい」と自発的辞任を求めた。
浜四津氏は同党と創価学会の女性層に大きな影響力を持つだけに、この発言の意味は重かった。
自民党も「辞任コール」一色だったが、すでに公明党が一足先に久間氏に事実上、引導を渡して
いたのだった。辞任劇が終わった後、ある参院自民党幹部は「もうこの内閣は死に体だなあ」と
つぶやいた。(抜粋)
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