07/07/03 13:25:15 0
科学者はストレスと肥満をつなぐ連関性を発見した。世界で16億人の「デブ」
たちの救済につながるかもしれない。
医学誌「ネイチャー・メディスン」に2日掲載された論文によると、ストレスを受けた
脳は脂肪細胞内の遺伝子を活性化させるホルモンを出し、この結果、脂肪細胞が
成長するとともに数も増える。マウスを使った実験で、ストレスの高いマウスは
同じ高カロリー食を与えたストレスのないマウスの2倍のペースで太ることが
分かった。ストレスを与えられたマウスも、脂肪細胞の遺伝子を除去またはブ
ロックすると太らなかったという。
世界保健機関(WHO)によると、太り過ぎの成人は2015年までに世界で 23億人に
達する見込みで、05年の16億人を上回る。
研究に参加したガーバン・インスティチュート・オブ・メディカル・リサーチ(シドニー)
の神経科学プログラム担当ディレクター、ハーバート・ハーツォグ氏は、摂取した
「エネルギーがどのように脂肪細胞に導かれるかを理解する上で画期的な発見だ」
と語った。
同氏は、次の段階は医薬品メーカーが、脂肪細胞の受容体(刺激を受け入れ、
反応につなげるタンパク質)をブロックする治療法を開発することだと述べた。
動物実験ではいくつかの化合物の有効性が示されているが、人間での試験は
まだ行われていないという。
実験ではマウスを寒いところに置くか凶暴なマウスと一緒にしてストレスを与えた。
URLリンク(www.bloomberg.com)