07/07/03 02:41:07 zopfwe9f0
麻生へ
この手紙をもって僕の総理としての最後の仕事とする。
まず、参院選の惨敗を解明するために世耕君に分析をお願いしたい。
以下に政治についての愚見を述べる。
美しい国を考える際、第一選択はあくまで経済の躍進という考えは
今も変わらない。しかしながら、現実には僕自身の場合がそうであるように
皺寄せを受けた国民の反発を受け失脚した首相がしばしば見受けられる。
その場合には、連立政権を含む解散総選挙が必要となるが、残念ながら未だ
満足のいく迎合には至っていない。
これからの美しい国の飛躍は企業税制の優遇にかかっている。僕は君が
その一翼を担える数少ない政治家であると信じている。能力を持った者には
それを正しく行使する責務がある。君には美しい国の発展に挑んでもらいたい。
遠くない未来に働き手をより安く使える時代が来ることを信じている。
ひいては、僕の失脚を批判の後、君の踏み台の一石として役立てて欲しい。
「失脚は生ける師なり」。
なお、自ら権力の頂点にある者が支持率低下を食い止められず、
再生不能の惨敗で辞することを、心より恥じる。
安倍晋三