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★首相、久間氏罷免を拒否 小沢氏「不見識だ」
安倍晋三首相（自民党総裁）と小沢一郎民主党代表による党首討論会が一日、
都内のホテルで開かれた。首相は、米国の原爆投下を「しょうがない」と発言した
久間章生防衛相について、野党の罷免要求に応じる考えのないことを表明した。
討論会は、各党のマニフェスト評価を行うマニフェスト検証大会（２１世紀臨調主催）の
中で行われた。
安倍首相は、久間防衛相発言について「国民に誤解を与える発言は慎まないといけない」と述べ、
不適切だったと認める一方、「日本の使命は核の廃絶だ。久間氏には、核廃絶にこれからも
力を発揮していただかなければならない」と強調した。
小沢氏は久間発言を「米国の主張を代弁するような発言だ。大臣として非常に不見識、不適当だ」
と批判。同時に「米国に（原爆投下について）謝罪を求め、話し合うべきではないか」と求めた。
首相は「米国に『謝罪をせよ』と言うことにエネルギーを費やすより、核の廃絶を目指して
全力を挙げることが日本の責務だ」と反論した。
一方、年金記録不備問題で、政府が、不明記録の該当者の可能性が高い人への通知を、
受給者は来年八月、被保険者は二〇〇九年三月までに行うとしたことについて、
首相は「前倒ししたいと努力している」と述べた。
マニフェスト検証では参加九団体が安倍政権の政権運営、政策実績と、三党のマニフェストを評価。
九団体の評価の平均をとると、安倍政権の政権運営は５６点で政策実績は４９点。
６０点を及第点とすると、安倍政権は現段階で「不合格」となった。
検証大会に参加したのは、経済同友会▽全国知事会▽連合▽日本青年会議所▽言論ＮＰＯ
▽ＰＨＰ総研▽日本総研▽構想日本▽チーム・ポリシーウォッチ－の各団体。
中日新聞 URLﾘﾝｸ(www.chunichi.co.jp)