07/07/02 04:01:27 sO/LxNgY0
●原爆投下の決定を聞かされたアメリカ軍部の指導者の中には、嫌悪を催した者もいた。
ヨーロッパのアメリカ軍司令官アイゼンハワー将軍は、スチムソン陸軍長官から計画を
報告された時のことをこう記している。
「彼の報告を聞いているうちに、暗い気持ちになった。私は彼に深い不安を伝えた。まず、
日本はすでに敗北しており、原爆は全く必要ないということ、次にアメリカ人の命を救う
手段として、もはや不要ともいえる兵器を使用することで国際世論に衝撃を与えることは
避けるべきだと伝えた。」
アイゼンハワーの見解は「日本はできる限り体面を損なわない降伏の方法を模索している。
恐ろしい兵器で日本に打撃を与える必要はもはやない」というものであったのだ。
1945年7月20日に、彼は「日本に対し原爆投下は不必要」とトルーマン大統領に進言していた。
●現在では、原爆は恐らく戦争を長引かせ、アメリカ兵の命を救うどころか、奪ったと信
じる歴史家もいる。
なぜなら、国務次官ジョセフ・グルーは、1945年5月には降伏条件を変えるだけで戦争は
終結すると大統領に進言しており、また大統領は原爆が完成するまで明らかにそれを引き
延ばしたからである。
タフツ大学の歴史家マーティン・シャーウィンは、「トルーマン大統領がジョセフ・グルー
の助言を受けていれば、アメリカ兵、日本人の犠牲者の数は大幅に削減されたことであろう」
と語っている。
●アメリカ極東軍司令官だったダグラス・マッカーサーは、1961年の書簡で次のように証言
している。
「私は原爆使用については相談を受けなかった。もし相談を受けていたとすれば、それは
不要である、日本はすでに降伏の準備をしている、との見解を表明していたであろう。」
URLリンク(inri.client.jp)