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保守党であるデンマーク文化大臣ミッケルセン氏は、北京五輪の問題において、
バランスを取るのは難しいと話したという。実際、2001年に、デンマークの新旧政権交代の
数ヶ月前、保守党のスポークスマンが、北京に対して厳重に譴責した。
当時、北京は2008年五輪開催国の予選のために準備していた。
2001年7月12日、ミッケルセン氏はデンマーク
「ベアリングスケ・ティーズネ(Berlingske Tidende)」紙に対して、
「われわれは国際オリンピック委員会が2008年の五輪開催地として
北京を選んだことに対して、断固反対する。中国の人権問題は改善していないからだ。
これは、国際オリンピック委員会が1963年にベルリンを五輪開催地として選んだのと同じだ。
当時、ヒトラーは自らの専制を利用して世界に対してドイツを顕示しようとしたのだ」と非難した。
社会民主党のホルガー・ニルセン党首(Holger K.Nielsen)は、
デンマーク社会主義人民党スポークマンのション・イエスペルセン氏(Soren Espersen)の意見に同調した。
「ミッケルセン氏2001年の発言はまるで予言のようだ。我々が言っているのは、帰る家がなくなった、
数え切れない中国の民衆たちのことだ。五輪建設のために、強制的に立ち退きされたのだ。
我々が言っているのは、五輪に使用される大量の体育器具設備が、
生きるより死んだほうがましな奴隷労働に従事した児童によって作られたことだ。
イエスペルセン氏の提案はまさしくその通りである。
デンマーク皇太子が来年の北京五輪に参加すれば、
自ら政治上の立場は抜き差しならない羽目になるだろう」とホルガー・ニルセン党首は指摘した。
(終)