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愛知県一宮市の県立一宮工業高校に勤務する男性教諭(43)の自宅パソコンから、
同校とその前に勤めていた同市内の別の県立高校の生徒名簿など、
延べ1万4598人分の個人情報がインターネット上に流出していたことが30日、
わかった。
県教育委員会によると、流出したのは、同校の10年分の生徒の
氏名や住所、成績、志望大学と合否などのほか、
前任校の5年分の生徒の氏名や成績など。
教諭は現在、進路指導担当で、資料作りのため情報を保存していたという。
教諭は自宅パソコンにファイル交換ソフト「シェア」を入れており、
情報はソフトに感染したウイルスを通じて、27日午後9時ごろ流出したという。
同校では生徒の個人情報を校外に持ち出す場合、
帳簿に記入して教頭の許可を得ることになっていたが、
教諭は無断でフラッシュメモリーにコピーし持ち出していた。
パソコンには、教諭の母親が以前勤務していた
航空自衛隊岐阜基地(岐阜県各務原市)の退職者の名簿も保存されており、
流出したおそれがあるという。
同校の桑原康志校長は
「ご迷惑をかけ大変申し訳ない。
個人情報に対する意識を高め、再発防止を図りたい」
と話した。
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