07/07/01 20:51:12 J1TTj5uV0
>>720
昔の財界は、大企業の経営者の親睦的な集いというより、もっと重要な政治的使命を帯びていた。
戦後日本の共産化(赤化)の阻止である。当時はインテリと言えば左翼かがかった人々であり、主
だったマスコミも共産主義・社会主義に好意的であった。労働組合も先鋭的であり、いつ日本が共
産化(赤化)しても不思議ではない状況にあった。実際、都会や大都市の首長のほとんどは自民党
系から革新系に変わった。財界が危機感を持つのも当然であった。
強力な労働組合が革新政党を支持するのに対抗すべく、財界は自民党を支援(金銭面を含め)した。
この自民党とのパイプ役が裏方財界人である。例えば財界四天王の一人である水野成男氏が中心にな
り、財界がバックアップして設立したのがフジテレビである。つまりフジテレビは、革新的な朝日新
聞系や毎日新聞系のテレビ局に対抗して誕生したと言える。少なくとも裏方財界人は日本という国の
行末というものに関心があった。今日の財界人のような減税、年金や規制緩和といったケチな要求に
はほとんど興味がなかった。
URLリンク(www.adpweb.com)より抜粋