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一方、累計四百三十万部を売り上げる「涼宮(すずみや)ハルヒ」シリーズの作者
谷川さんは西宮市出身で現在も同市在住。シリーズは美少女ヒロインをめぐり、
宇宙人や未来人らが入り乱れる学園SFコメディー。
風景描写などが西宮近辺をほうふつさせ、物語の舞台の高校も
作者の兵庫県内の母校がモデルとされる。
小説はアニメ化され熱狂的なファンを獲得し、一部で社会現象になった。
この三人をはじめ、ライトノベル系作品に共通するのは、アニメやゲームとの親近性だ。
登場人物らの強烈な人物造形や独特の世界観は実に漫画的。さらにビジュアル性重視のため、
主人公らはイラスト化され、視覚的イメージが与えられるのも特徴だ。
今後、日本のサブカルチャーが人気を集める海外でも、原作やアニメのヒットが期待されている。
■新しさ生む風土ある 文芸評論家・河内厚郎さんの話
神戸・阪神間は、手塚治虫や宝塚歌劇を生んだように
全国的にも娯楽や文化が成熟したエリア。
新しいものを生み出す風土があり、谷川さんら、
ライトで新しい感覚の作家が出てきても不思議はない。
“ネオジャポニスム”として海外へも発信できるのではないか。
(終)