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(>>1つづき)
さらに、女子生徒の保護者に家庭訪問などで説明したほか、ショックを受けた女子生徒には専門家
によるカウンセリングも行った。
学校は二十七日に検診を再開したが、学校行事の関係で二年生三百十二人の検診が七月中旬に
ずれ込むこととなった。
同校の教頭は、六月末の期限に間に合わなかったことは「申し訳ない」とした上で、「今後は女子
生徒の感情に配慮するよう学校医から協力医に事前に話してもらう」と話している。
また、学校医が「学校のアンケートが混乱を大きくした。正当な医療行為だと生徒や保護者に説明
することが先だった」と学校の対応を批判。六月十五日に辞表を提出している。
・学校側対応は正当 道教委学校安全・健康課の佐藤憲次課長の話
期限までに健康診断が終えられなかったことは残念だが、学校側の対応はおおむね妥当と考える。
内科検診の内容や必要性について、思春期の女子生徒やその保護者にはさらに丁寧に説明して
理解を得るよう努力してほしい
・聴診は重要で常識 札幌市学校医協議会の長谷直樹会長(はせ小児科クリニック院長)の話
後天的な心臓病を発見するため(乳房の下の)心尖部の聴診は重要な場所であり、ブラジャーを
外させ、乳房が大きい場合は持ち上げて聴診器を当てるのは医師として常識。胸郭の異常も
思春期の女子に多く触診は必要。病気が内科検診後に見つかり「学校医は病気を見逃した」と
親から抗議が来ることもある。入念に診ることを批判されたら検診は成り立たない。学校が事前に
検診の内容や意義を十分生徒に周知する必要がある。
※専門家コメントは6/30朝刊紙面から文字起こし