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千葉市内の公園で女児二人のスカート内を盗撮したとして県迷惑防止条例違反の罪に
問われた千葉市花見川稲毛土木事務所副主査、佐野英樹被告(45)の初公判が二十九日、
千葉地裁(樋上慎二裁判官)であり、佐野被告は起訴事実を認めた。
検察側は冒頭陳述で、佐野被告が約十年間にわたって盗撮した百人以上の少女の下着姿などの
写真やビデオを自宅に保管していたことに加え、二〇〇五年には同じ公園で少女を盗撮して
罰金刑を受けていたことを明らかにし、懲役一年を求刑した。
検察側の冒頭陳述などによると、佐野被告は三月十日、千葉市中央区の千葉ポートパーク内で
十歳と十一歳の小学生の女児二人に「荷物を持ってあげる」などと声をかけた。
二人が丘の上から滑って遊んでいると、所有のデジタルカメラの望遠機能を利用し、
鳥を撮影するふりをして二人のスカート内を盗撮した。
検察側は論告で「身勝手で卑劣な犯行で常習性も顕著」と指摘した。
同市は「以前の事件については報告がなく、まったく把握していなかった。
その分も含めて今回、厳しく処分する」とした。
千葉日報|社会ニュース
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