07/07/01 00:43:56 C/wV5GH20
>>797 の続き
コイズミ・パーフォーマンス (全7章 その4)
これは決して、多くの国民をバカにしているのでなくて、基準とする「ものさし・尺度」のレベルに違いが有りすぎて、
とてもじゃないが、エリート官僚が作った模範解答を日本語翻訳しても、多くの国民に納得してもらえないかもしれない、
そんな危惧を抱くのです。
「東大法卒を計量すれば出世する」 そのようには判定しない、全く新しい「ものさし・尺度」が、どうしても必要で、
そうなって、はじめて、多くの国民は納得するのです。
ですが、この意味を文科省のトップエリートの官僚さんに、この意味が分かってもらえるだろうか?
『勝ち組』も、そうでない大多数の『負け組』も、伴に同じ空間で生きていく「新しい社会」を創造すれば良いのですが、
「そんなことできるはずない」と言われてしまえば、それまです。
どんなに「オンリーワンが大事なんだよ」って歌われても、トップになることばかり目指して来たのです。
だから、途中で つまづいた大多数の若者達は、「自分は 今 何をやりたいのか?」それが見えなくなったのです。
『働かざるもの 食うべからず』という洗脳呪縛で、否応なく、自分が働いてないことに罪悪感を感じさせられ、
条件反射するように、他人が働いていないことに嫌悪感を抱くようになった。
そんな自己矛盾を抱えながら、それでも「健全な勤労」を、自分に背負わせている。
ソレを良いことにして、たとえば「ニート」と言われる若者をひとくくりにしてしまって、
多くの国民に向けて、テレビ番組から、彼らをネガティブなイメージで「怠け者」と罵っていました。
そんなことすれば、救われるはずの「存在」も、返って国民は敵対心を抱きかねない。
わずかな対策ミスが、国家の土台を揺るがしかねないから、くれぐれも慎重に対処すべきだった。
もう手遅れに近いですが。
続く