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フランスをはじめヨーロッパ諸国の失業率の高さは、
一般に手厚い雇用保護と賃金規制によるものだと言われている。
これを「インサイダー・アウトサイダー問題」という。
インサイダーというのは正社員。正社員たちが組織化された
交渉力を持って雇用と賃金の保証を求め、
そのしわ寄せがアウトサイダー(若年労働者)に来ている、
というのがフランスの問題。
要するに、硬直化した労働市場が若年層を市場からはじき出しているのだから、
規制緩和と市場の流動化が雇用改善の道だということになる。
この主張自体は別におかしいものじゃなく、いわゆる「ヨーロッパ病」に関する通説。
日本でどの程度問題になるかは定かではないがね。
むしろ日本の問題は雇用規制云々よりも、まずもって不況だから。