07/06/29 13:14:47 0
・深澤真紀氏 今回のフランス大統領選で、福祉型の欧州を考えるロワイヤルが負け、
保守強硬のサルコジが勝った。日本ではこれを、前小泉政権の支持と同様のネオ・
リベラリズムがフランスでも支持されたと、解説していました。
ロワイヤル的なきれい事より、むしろノーガードで徹底的に殴り合いをするような市場
経済の連中のほうが信用できる、という国民の意思の表れなのでしょうか。
・阿部真大氏 小泉支持は当然の流れだったと思います。左翼が完全に既得権益化して
いますから。きれい事を言って、上の方の既得権益だけ守って、下だけ流動的にするくらい
なら、全部ガラガラポンにしてくれと。だから当然、小泉に支持がいく。そういう流れです。
・城繁幸氏 結局今のところ、正社員と非正社員というダブルスタンダードがありながら、
労働基準法は正社員を保護するだけです。正社員はもはや、特権階級の代表になっていて
左翼じゃないですから、労働組合と労働者政党に支持が集まらないのは当然です。
小泉改革というのは、既得権にメスを入れようとして、実際ある程度成功した、
おそらく戦後初めての内閣だと思っているので、若い世代の支持があるのは当然でしょう。
だって民主党なんか、「公務員をリストラしません」「新規採用を3分の1に減らすだけで
1兆円削減します」と言っちゃったんだから。無党派層の支持がなくなるのは当然で、
あれで勝とうと思っているほうが、僕は信じられない(笑)。
本当なら、アメリカが80年代にやったように、日本でも90年代の前半に企業は中高年を
リストラすべきだったんです。いらないポストを削ったり、降格して若い人を雇うべきだった。
この失敗が「日本は未来をリストラした」と僕が指摘している点です。
この判断ミスで、ロストジェネレーションが生まれたのだから、もう一度原点に戻る意味で、
ガラガラポンしなきゃだめだと僕は思っています。(抜粋)
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