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★入院中おにぎり詰まらせ死亡、2880万円賠償命令…福岡地裁
福岡県朝倉市の旧県立消化器医療センター朝倉病院
(現・甘木朝倉医師会立朝倉病院)で、入院中におにぎりを
のどに詰まらせて死亡した男性(当時80歳)の遺族が
「注意義務を怠った」などとして、担当看護師と県を相手取り、
慰謝料など約4050万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、
福岡地裁で言い渡された。
永松健幹裁判長は「頻繁に見回って状況を見守るべき
注意義務があった」と述べ、約2880万円の支払いを命じた。
判決によると、男性は2003年12月、同院で尿路感染症と診断され、入院。
04年1月、看護師が夕食として出したおにぎりを食べたところ、
のどに詰まらせて心肺停止となり、意識が回復しないまま、同10月、
呼吸不全で死亡した。
遺族側は「食べ物を飲み下すことが困難な状態だったのに、
食べにくいおにぎりを入れ歯をさせずに与えた」と主張。
永松裁判長は「おにぎりを提供したこと自体が過失とは言えず、
拒否されてまで入れ歯を装着すべき義務はない」としながらも、
「即時に対応すべき注意義務があったのに、約30分間病室を離れた」と
被告側の過失を認めた。
福岡県医療指導課の話「今後の対応については、判決内容を検討し、
関係部署と協議の上、決定したい」
讀賣新聞 URLリンク(kyushu.yomiuri.co.jp)