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・「組合にも責任があるが、要求を受け入れた管理者側にも問題がある」。社保庁の
最高顧問だった「さわやか福祉財団」理事長で弁護士の堀田力氏(73)は、かつての
経験を振り返りながら、ずさんな年金記録問題についてそう感じたという。
年金保険料の不適切な支出、個人情報の無断閲覧。様々な問題が噴出していた
社保庁を立て直すために呼ばれた堀田氏の目に、職場は無気力で怠惰な雰囲気に
満ちているように映った。
「労組との裏協定があって、どうにもならなかった」。04年9月に最高顧問となって
間もなく、数人の長官経験者からこう耳打ちされた。
組合と社保庁との覚書や確認事項による「裏協定」は100を超えていた。「窓口での
パソコン作業では、キーボードを45分操作したら15分休憩」「キーボードへのタッチは
1日当たり平均5000以内」といった数々。一部の文書は「国費評からの要求の実現に
向け、誠意をもって対処する」で締められていた。
「こんな協定を求める方も問題だが、歴代長官らにも、何も手を打ってこなかった
不作為の連帯責任がある」と堀田氏は指摘する。やる気のある職員が実力を出せる
よう、まず裏協定の破棄作業が進められ、05年1月に完了した。
組織改革の方向が見えてきた06年春、年金の納付率を上げるために数字を改ざん
していた問題が相次いで発覚。これまでの改革案は白紙になり、与党からは「組織を
民間にしろ」の大号令が上がった。「助言はかき消され、政治家も聞く耳を持たない
状態となってしまった」
堀田氏は今年1月、最高顧問を退任。そこに、ずさんな年金記録問題が持ち上がった。
「情けないし、本当にがっかり」と肩を落とす。
URLリンク(www.asahi.com)
※元ニューススレ
・【年金問題】 “ふざけた覚書” 社保庁・自治労(民主党・社民党の有力支持団体)の歪んだ関係★5
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