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二〇〇九年五月までに導入される裁判員制度に向けて、長崎地裁は二十五日、実際に
一般市民が裁判員として参加する模擬裁判の初公判を実施した。
裁判員は、裁判所が事前に選んだ県内の男性三人、女性三人。同制度の研究が目的
で、市民が参加した模擬裁判の公開は同地裁で初めて。法曹関係者や報道陣らが傍聴
した。
裁判は、生活に苦しむ男(22)が、金銭目的にタクシー運転手をナイフで脅し、抵抗する
運転手(58)の首にナイフを突き刺し死亡させた強盗致死事件を想定。▽被告人の自首が
成立するか▽被告人がナイフを使って当初から被害者に攻撃を加えることを計画していた
か-を争点に審理を進めた。
この日は、起訴状朗読の後、冒頭陳述、被告人質問、中間評議などがあった。審理中に
は「運転手が年寄りで、弱い人間なら殺せると考えたのでは」などと裁判員が被告人に
意見を求める場面もあった。
二十六日に論告求刑、二十七日に判決公判を行う。裁判員を務めた女性(55)は「法律の
素人には難しい面もあるが、もっと理解を深めることが大切だと思った。出席してよかった」
と話した。
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