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★伊達でアイヌ民族伝統のカムイノミ・イチャルパ祭開く
アイヌ民族の伝統儀式を公開する「第１３回カムイノミ・イチャルパ祭」が２４日、
伊達市有珠善光寺自然公園アイヌ慰霊碑前で行われ、先祖や神々への祈りをささげた。
北海道ウタリ協会伊達支部（小野祐照支部長）と伊達市、伊達市教委が主催。
見学者を前に古式にのっとりカムイノミ（神への祈り）とイチャルパ（先祖供養）を披露し、
アイヌ文化への理解を深めている。
この日は同支部会員のほか、室蘭や登別、白老などのウタリ協会員、大坪鉄雄副市長らが参加。
全員が民族衣装のアツシを身に付けて祭壇の前に座り、祭司・諏訪野義雄さん（向有珠町）の
進行で神に感謝の祈りをささげるカムイノミを行い、続いて女性たちが先祖の霊を供養する
イチャルパを行った。
会場には多くの市民や観光客が訪れ、厳かな儀式を見学。引き続き白老民族芸能保存会による
古式舞踊やムックリ演奏を楽しみ、伝統料理の試食会ではシプシケップ（イナキビご飯）、
チェプオハウ（鮭汁）などを味わった。
室蘭民報 URLﾘﾝｸ(www.muromin.mnw.jp)