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偽装牛肉ミンチ事件でついに、食品加工卸会社「ミートホープ」(苫小牧市)に不正競争
防止法違反(虚偽表示)容疑で北海道警の強制捜査が入った。消費者を無視し、利益
だけに盲進した創業者・田中稔社長(68)は、いまだに他人事のように繰り言を並べる。
身びいきした身内からも見限られ、もはや孤立状態に。自社を一代で地元優良企業に
のし上げたワンマン社長だが、その原動力は部下に対する恐怖政治だった。
「すいません。この度は申し訳ありません。私はわかりませーん」。25日早朝、自宅に
いた妻は夕刊フジの取材に対し、こう開き直った。かつての役員の危機感のなさに、田中
一族の体質がにじみでる。
田中社長は新制中学卒業後、10年以上精肉店に勤務。社員に任せず自分で取引先と
交渉し、飲食店や学校給食など販路や納入先を確保するなど、その経営手腕で同社を
一代で地元有力企業に育て上げた。
挽肉攪拌(かくはん)機の考案が評価され、文部科学大臣賞を受賞するなど「アイデア
社長」の一面も持つ。
田中社長がミート社を設立したのは、1976年。
民間信用調査会社によると、従業員は約100人で関連会社を含めると約500人の
従業員を抱え、北海道ではトップクラスの優良会社として知られた。
ただ、本社の専務と関連会社の社長に長男・等氏、三男・恵人氏ら3人の息子を据える
など完全な一族経営。年間売り上げ約16億4500万円の企業で、06年3月期には赤字
決算だったにもかかわらず、役員だった妻の役員退職金として約8000万円を支払い、
新任した三男には役員報酬として5300万円を支払うなど、身内への厚遇は常識はずれ
だった。
(続きは>>2-10)
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