07/06/25 09:22:15 4MFJNG0MO
「非常時こそ女性優先」
秀里 音子(学生 22歳 東京都)
去る22日の午前中に、JR宇都宮線で架線切断の事故が起こり、一部のJR路線が不通となって、約20万人に影響が出たという。首都圏の鉄道の脆弱性が改めて浮き彫りにされただけでなく、またしても鉄道会社の乗客への対応の不手際に不満や批難の声があがっている。
中でも問題にするべきなのは、運転が再開された際に、女性客を優先して電車に乗せなかったということである。通勤ラッシュの時間帯でただでさえ混雑している車内に、男の客と長時間同乗させられた女性客たちの苦痛と不快感は筆舌に尽くし難いものがあったろう。
災害時には女性の救助を優先させるのが暗黙のルールであり、それは世界の常識である。運転再開から暫くの間は全ての車両を女性専用車とするべきだった。その程度の措置を講じることすら怠った鉄道会社が批判を受けるのは当然である。
非常時であるからこそ、女性の安全と快適性へのより細やかな配慮をする必要がある。鉄道会社だけではない。社会全体がそのことを銘記するべき。