07/06/23 18:26:02 cnlPFiGd0
>>199
記事はまず冒頭で、アメリカの貿易赤字が史上最大となり日本の貿易黒字が
膨大な金額に上っているとした上で、「黒字を稼いでいる日本がデフレで
苦しんでいるのに競争力で劣るアメリカが好況なのはなぜか」と問い、次いで、
アメリカ経済戦略研究所のプレストウィッツ所長の発言を紹介している。
「レクサス(トヨタ製高級車)はいいクルマだ。トヨタは米国人に売っていると
思っているが、我々は日本のクルマを日本人のカネで買っている。
米国にとってこんなうれしいことはないが、こんなことがいつまで可能なのか」
日本の対米輸出は巨額な黒字である。これだけをみて日本が儲かっていると
喜ぶのは大間違いだ。日本は輸出代金として受け取ったドルを本来、円に換え
日本国内の経済活動に使うのがスジなのだが、そうはせず、アメリカの
国債を買うために使う。対米輸出超過の結果生じる円高を何が何でも
阻止しなければならない。
輸出品の代金は国単位でみた場合回収されておらず
(詳細は省略するが輸出した企業に代金は入る)、とりも直さず、
日本がこの資本輸出によって富を失っていることになる。
アメリカ人は日本から還流してきた有り余るドルを有利な条件で借りることにより、
住宅やクルマの購入、企業買収などの経済活動を活発に行うことができるから、
アメリカ国内はバブルとも思える好況に沸くというわけである。このカネの一部は
日本に向かい、日本企業の買収に使われることもあるだろう。
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