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★覚醒剤運転に初の「危険罪」適用、懲役22年
・覚醒(かくせい)剤を使用して車を運転し3人を死傷させたとして、危険運転致死傷と
覚せい剤取締法違反などの罪に問われた無職、佐藤幸次被告(36)の判決公判で
札幌地裁の井上豊裁判長は22日、懲役22年(求刑懲役25年)を言い渡した。
札幌地検によると、覚醒剤の影響による重大事故に危険運転致死罪を適用した
有罪判決は、全国で初めてという。
判決理由で井上裁判長は「反社会的で悪質極まりない犯行。常軌を逸した運転で
何の落ち度もない2人の命を奪った結果は重大」と述べた。弁護側は覚醒剤の
使用は事故の9日前で、脇見運転が原因と主張したが、井上裁判長は「事故当時、
覚醒剤の影響で正常な運転が困難な状態だった」と認定した。
判決によると、佐藤被告は昨年8月3日、北海道留萌市の国道で覚醒剤を使用した
状態のまま四輪駆動車を運転、時速90~100キロで対向車線にはみ出し、
軽自動車に衝突。28歳と25歳の姉妹が首の骨を折るなどして死亡、後部座席の
1人が重傷を負った。
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