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偽ミンチ、内部告発を1年余放置 農政事務所
北海道苫小牧市の食品加工卸会社「ミートホープ」が偽の牛ミンチを出荷していた問題で、
農林水産省北海道農政事務所が06年春、同社元役員から内部告発を受けていたことがわかった。
元役員らは偽の「牛ミンチ」の実物を持参して同社の不正を訴えたが、農政事務所は受け取らなかったという。
その後も告発は事実上放置され、結果的に偽牛ミンチの広がりを1年余り防げなかった。
農水省や農政事務所は不正の疑いを把握した場合、事実を調べて必要ならば是正する立場にある。
同事務所は今回の事実が明らかになった20日に、ミート社に立ち入り検査をしている。
告発した元幹部によると、昨年4~5月、苫小牧市内にある農政事務所の出先機関を2回にわたって訪れ、
「ひき肉にする際、豚肉などを混入し、不正が行われている」などと説明。
各回とも豚肉の混じった牛ミンチを示し「これが証拠だ。調べればわかる」と調査を要請したという。
しかし、職員らからは突っ込んだ質問をされず、提示した肉も受け取ってもらえなかった。
農政事務所側から、その後は接触もなかったといい、元幹部は「ほぼ門前払いの形だった」と憤っている。
一方、ミート社の田中稔社長によると、農政事務所職員が今年3月と5月の2回、同社を訪れたという。
しかし、業務に関する一般的な質問が主で、内部告発を受けた形の調査や改善指導などはなかったという。
~長文につき、つづく~
朝日新聞 2007年06月21日15時06分
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