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【ワシントン=増満浩志】巨大な重力であらゆる物質をのみ込むとされる宇宙の「ブラックホール」について、
米オハイオ州の名門ケース・ウエスタン・リザーブ大の物理学者らが「存在しない」という新説をまとめた。
近く物理学の一流専門誌「フィジカル・レビューD」に掲載される。
従来の理論では、ブラックホールは非常に重い星が自らの重力で小さくつぶれることによってできる。
ブラックホールに近づくと、次第に重力が強くなり、どんな物質も外へ脱出できなくなる境界面がある。
ただ、境界面から物質が逃げ出すように見える現象が起き、ブラックホールが“蒸発”する可能性も
あるとされていた。
新説は、新たな計算により、物質の流出が星がつぶれていく途中にも活発に起きるため、ブラックホールに
なり切れないと主張している。それでも複雑な効果により、外から観測した場合はブラックホールがあるように
見えるという。
(2007年6月21日12時21分 読売新聞)
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