07/06/21 16:08:43 y2Ho3kOdP
>>21
おいらも半可通なんで話半分で聞いてくれ。
ブラックホールの「事象の地平線」は分かるんだよね。
それより内側に入ると光すら脱出できないというブラックホールの境界面。
そこよりわずかに外側の領域は重力勾配のせいで物質の対生成ってのが起きる。
ブラックホールのエネルギーを吸い取って物質と反物質がペアで生まれる現象。
んで、生まれた途端に片方はブラックホールに吸い込まれて元に戻るけど
もう片方はブラックホールの境界面から外に逃げ出せちゃうわけだ。
結果的にブラックホールは物質もしくは反物質を境界面の外に吐き出しながら
次第にエネルギーを失っていく。これが「ブラックホールの蒸発」という。
んで、質量の小さいブラックホールはあっという間に蒸発して消える。
質量の大きいブラックホールはゆっくりと蒸発するのでしばらくのあいだ存在する。
というのがこれまでの定説だったんだけど、この物理学者の新説は
通常の星が潰れていく家庭でも同じ原理で盛んに「蒸発」がおきて質量が減って
質量の大きかった星も質量が減っていってブラックホールになる前に消えるという説。
なんじゃないかな、たぶん。