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★<渋谷スパ爆発>都内施設の9割安全対策なし
・東京都渋谷区の女性専用温泉施設「シエスパ」の爆発事故に絡み、都内にある144の
温泉井戸のうち既存の約9割について、国や都が天然ガスについての安全管理対策を
行っておらず事実上ノーチェックだったことが分かった。都は05年2月の温泉掘削中の
ガス爆発事故(北区)を契機に掘削中については安全対策ガイドラインをまとめたが、
営業中のガス規制については対象外だった。都は20日、全温泉施設を対象に、ガスの
滞留が起きないかどうかなどの実態調査に乗り出した。
東京都から千葉県にかけての関東地方の地下には「南関東ガス田」が広がり、温泉などの
地下水にはメタンガスが含まれている可能性が高い。掘削時の事故だけでなく、温泉井戸の
ない場所でも、自然に湧出したガスが、屋内などに滞留し、爆発する事故が報告されており、
広いガス田が広がる千葉県では、同年7月に事故防止の対応をまとめた文書を関係者に
配布した。
一方、東京都では、同年5月、掘削を許可する保健福祉局(現環境局)が安全対策ガイド
ラインをまとめたが、対象は温泉掘削時に限定したもので、すでに存在した約9割の温泉井戸
127カ所を含む全144カ所の掘削後の安全管理体制を指導するガイドラインは作成され
なかった。担当者は「とりあえず掘削時の事故を防ぐための対応を急いだためだった」と
釈明する。
国交省関東地方整備局は都や千葉県と連携し2年かけて、施設整備から管理までを
対象にした「天然ガス対策ガイドブック」を作成し、07年3月に公表したが、末端の都内の
温泉管理者にまでは行き渡っていなかった。ガイドブック作成に関わった都の担当者は
「直接編集したのは国交省で、都は意見を求められただけ。都に配布する義務はないと
考えている」と釈明している。
一方、温泉の利用許可を出している渋谷区保健所も「うちは衛生面の管理が主体で、
ガイドブック自体見たことがない」と話している。
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