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川上氏、石破氏“ニアミス” 解放同盟鳥取県連大会
来賓あいさつに臨む石破茂自民党県連会長。川上義博民主党県連代表（左）との
“ニアミス”も、「スケジュールが合っただけ」と参院選との関連を否定した
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鳥取市で１７日あった部落解放同盟県連（会員約４１００人、中田幸雄委員長）定期大会の会場で、
今夏の参院選鳥取選挙区に出馬する民主党県連代表の川上義博氏と、
自民党県連会長の石破茂衆院議員が“ニアミス”した。部落解放同盟県連は
参院選で川上氏の推薦を決めており、石破氏の出席には来場者から「驚いた」の声も。
民主党県連からは「選挙対策」との指摘もあったが、石破氏本人は
「たまたまスケジュールが合っただけ」と否定した。
部落解放同盟県連によると、「人権問題は党派を超えた問題」として、各党県連に毎年、
大会出席の要請はするものの、自民党県連会長が実際に出席する例は少ないという。
来賓あいさつで「人権擁護に政党の違いもない」と、“選挙色”の薄い主張に終始した石破氏に対し、
川上氏は「当選したら、部落地名総鑑の原因などとなる戸籍制度の改正、
廃止に取り組む。勝たせてほしい」と支援要請。
部落解放同盟県連内部では自民支持者も根強いとの見方もあるが、
会場からは「頑張って」とのげきが飛び、石破氏を上回る大きな拍手が送られた。
出席したある民主党県連幹部は「本当に石破さんが来るとは思わなかった。
危機感があるのか。開会前はどきどきした」と苦笑。
退席後、川上氏は石破氏の出席について「別にいいのでは。
それに自分も度量の広いところを見せないと」と、冗談めかして話した。
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