07/06/17 22:59:10 R3ryUDiW0
中国の対外工作のターゲットとして、日本はどうなのか。
「非常に重要だ。日本から得られるものは、単にビジネスや科学技術
の情報に留まらない。中国の国際戦略上、非常に大きい意味をもつ。
中国は常に、日本を仮想敵国と想定し、軍部はいずれ両国間に起き
る戦争の可能性をシミュレーションしている。例えば台湾問題が一
例だ。
中国軍部は、台湾を武力統一する場合、まず日本を先制攻撃して、
無力化させることが必要と考えている。
産業軍事技術の盗用だけでなく、中国統一という大きな目的のため
にも、日本に対する工作活動は、極めて重要な意味を持っている」
ー2004年上海の日本総領事館で起きた館長の自殺事件をどう思うか。
「目的のためなら手段を選ばない。中国公安のスパイ活動が生み出し
た悲劇だ。中国にいる海外の大使館関係者には、つねに同様の監視
がついていると考えたほうがいい。
たとえば、北京の米国大使館から車両が出てきたら、公安警察は直
ちにその車両の後を追い、情報収集を行なうことになっている。
米国と日本に対しては、大使館と外交官に関連する全ての情報収集
が公安業務に含まれる。公安は、外交官たちの公私にわたるありと
あらゆる情報を収集する。
自殺した領事は、暗号を担当していたと聞いている。中国公安が彼
の最大の弱点を利用したとしても、不思議でも何でもない」 続く