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文部科学省が四月に実施した全国いっせい学力テストの採点業務に携わっている
派遣労働者から、「採点の基準がころころ変わり、混乱している」「こんなやり方では
まともなデータはとれない」との告発が日本共産党や赤旗編集局に寄せられています。
告発を寄せているのは介護事業で不正が明らかになったコムスンの親会社でもある、
グッドウィル・グループの派遣会社から全国学力テストの中学三年生分の採点業務に
派遣されている人たち。この業務は文科省がNTTデータと教育測定研究所(旺文社の
子会社)に委託しているものです。
業務に携わっている人たちの話によると、採点は都内の二つの会場で行われ、採点者は
グッドウィルなど複数の会社から派遣されています。記述式の設問一つを数十人が担当。
やはり派遣で来ている人がリーダーとして配置されています。
中学生が書いた答案の該当部分だけが採点者の前のパソコン画面に示され、正解・
不正解の解答例を示した基準書にもとづいて、画面上のボタンをクリックして採
点していきます。
基準書になく正解・不正解の判断がつかない解答があった場合は、手をあげてリーダーを
呼び、判断を仰ぎます。しかし、リーダーでも判断ができない解答もかなりあるといいます。
正解・不正解の例が張り出され、それがどんどん増えている状態。リーダーによって
判断が異なるケースも少なくありません。
国語の採点をしている男性は「記述式の問題では多種多様な答えが次々と出てきます。
そのたびにリーダーに尋ねるため、採点はなかなか進まない。以前は不正解だった
答えが正解になったり、逆に正解だったものが不正解になったりしています。でも、
以前に採点した分をやり直しているようすはありません」と語ります。
数学の採点をしている男性は採点用のパソコンソフトにも問題があるといいます。
「クリックする部分が小さく、しかも無回答と正解とがすぐ近くにあるので
間違えやすい。間違えたまま気づかないケースもかなりあるのではないか」
(一部略)
URLリンク(www.jcp.or.jp)