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日本人の自尊心は米国人や中国人並みに高いことが、東京大学の山口勧教授(社会心理学)らが行った日米中の
共同研究で初めて明らかになった。
謙遜(けんそん)を美徳とし、自分の長所を積極的に表明しないことが多い日本人は、従来の心理テストでは
「自尊心が低い」と判断されがちだった。
東大とハーバード大、華東師範大などの研究チームは、日米中の大学生505人を対象に、潜在的な意識を測る
新たな心理テストを実施。「素晴らしい」といった良い印象の言葉や「汚い」などの悪い印象の言葉を見せ、それを
自分や友人と結びつける反応時間を計って、自分を誇りに思う程度を推定した。
質問に対して回答する従来形式のテストも同時に行ったところ、自己主張の強さなどが関係して米国、中国、
日本の順番に自尊心が高いという結果が出たが、新しいテストでは3者に差は出なかった。
山口教授は、「欧米人は文化的背景を考慮せずに、心理テストの結果から、日本人を『自尊心が低い』『卑屈』と
判断することが多かった。今回の結果は、こうした偏見解消にも役立つ」と話している。
(2007年6月14日19時23分 読売新聞)
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