07/06/14 19:18:54 w/HYy4Tw0
厚生省官僚、社会保険庁長官らが書いた「厚生年金保険制度回顧録」人生でこれほど不愉快な本を読んだのはこれが初めてである。
さて、紹介するのは年金制度創設当時、厚生省年金保険課長だった故花澤武夫氏である、1942年、労働者年金制度を作り上げた。
目的は戦費調達である。制度の良し悪しなどは最初から考えていなかった。以下は彼の言葉。
戦争中のどさくさにやってしまったから、それが一番よかったのですね。どさくさまぎれに法案を通してしまった。法律ができた時すぐに考えたのは、
この膨大な資金の運用ですね。厚生年金保険基金とか財団とか作れば、厚生省の連中がOBになったときの勤め口に困らない。何千人だって大丈夫だと。
(将来)貨幣価値が変わるから、速いうちに使った方が得をする。将来みんなに支払うときに金が払えなくなったら賦課式すればいいのだから、それまでの
間にせっせと使え。これがあれば飴玉がしゃぶれる。孫に小遣いもやれる。これは本当に飴玉年金。飴玉もしゃぶれない庶民の年寄りの気持ちも
お察し下さいと、お涙ちょうだい戦術で行った。こんなもの作っても、人の為に作るので、自分が貰えるものではないから、どうでもいいやと思ってました。