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★ＪＲ脱線 「日勤教育に疑義」 丸尾副社長、遺族と面会
ＪＲ福知山線脱線事故の犠牲者遺族らでつくる「４・２５ネットワーク」のメンバーが１２日、
大阪市内でＪＲ西日本の丸尾和明副社長ら同社幹部と面会。国土交通省航空・鉄道事故調査
委員会（事故調）が最終報告書で改善を求めるとみられる「日勤教育」について、
丸尾副社長は「効果に疑義があった」と問題性を認めたが、事故原因についての言及は避けた。
丸尾副社長は、今年２月に事故調が開いた意見聴取会の公述で日勤教育の正当性やダイヤの
妥当性を主張、新型列車自動停止装置（ＡＴＳ－Ｐ）の設置遅れを否定したことについて、
「事故の原因究明に資するためには、事故当時の会社の認識を話すべきだと思った」と釈明。
そのうえで「日勤教育は効果に疑義があったことは事実。ダイヤも弾力性にかけるものだった」と述べ、
公述内容の修正とも受け取れる発言をした。
一方で、事故原因については「事故調に全面的に協力することが責務」と述べるにとどまり、
遺族からは「原因究明に全く役立っていない」などと批判が相次いだ。
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