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公安調査庁(Public Security Intelligence Agency) ■内外情勢の回顧と展望
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「内外情勢の回顧と展望 ―深刻化する核・テロ問題及び混迷する国際情勢と日本―」(平成19年1月)
第2 平成18年の国際情勢 ■1 北朝鮮・朝鮮総聯
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(6) 逆風の中で組織の結束・統制強化に努める朝鮮総聯
― 北朝鮮のミサイル発射・核実験を正当化,「日本当局による弾圧との闘争」を強調して
「組織死守のための総決起」を呼び掛け―
〈 ミサイル発射・核実験の「正当性」を強調,組織引締めを図る〉
朝鮮総聯中央は,こうした状況に強い危機感を抱き,8月以降,中央幹部の地方指導を繰り返したほか,
緊急学習会を全国で開催するなど,組織の動揺防止と引締めを図った。
これら活動では,「ミサイル発射は当然の権利としての自衛的軍事訓練」,「核実験は米国の対朝鮮圧殺
策動への対抗措置」などと主張してミサイル発射・核実験を正当化し,理解を訴えた。
また,朝鮮総聯を取り巻く情勢について,これまでになく厳しいとした上で,組織防衛のためには,金正日
総書記への忠誠心の堅持と,「万景峰92」入港禁止反対活動など対朝鮮総聯「圧力」との闘争が必要である
旨を強調した。とりわけ,我が国政府による一連の対北朝鮮措置に対しては,朝鮮総聯施設に対する固定資
産税減免見直しなどの動きとあわせて,「日本当局によるかつてない悪らつな朝鮮総聯破壊策動・政治的弾
圧」と決め付け,「糾弾し,撤回させるための敵との闘争」と称して措置撤回活動への決起を促し,組織内の士
気高揚・団結強化を図った。