07/06/12 18:51:34 0
・先日、かつての同僚シホさんから電話があった。彼女は暗く沈んだ声でこういった。
「私、こないだ会社で、KYって言われたんだ」。“KY”とは「空気が読めてない」「空気を読め」の
略。数年前から使われており、今は死語になりつつあるらしい。「いまどきKYとか言う奴の
ほうがKYだよ」なんて笑い飛ばしてみたけれど、彼女の笑い声は聞こえない。どんよりと
した空気が重たくて、早々に会話を切り上げてしまった。
シホさんは、なぜ「空気が読めない」と言われたのか。元臨床心理士のミヨコさんに相談してみた。
「“空気が読めない”って言った人は、“あなたは人の気持ちが読めてない”と言いたかったん
だろうね。シホさんは自分のことを伝えたいという思いが強すぎたのかも。自分を引くことで、
相手の表情やしぐさ、言葉のニュアンスなどに気づく余裕が生まれるもの。いつもよりほんの
少しだけ相手の気持ちを理解しようと思うこと、聞き上手になることで、空気の読める女になって
いくんじゃないかな」とのことだった。確かにシホさんは聞き上手じゃなかったかも知れない。
しかし「KY」の烙印を押されたショックで、ひどく落ち込んでいるシホさんに、「相手の話を
聞かないからだよ」なんて言える空気ではなかった。ああ、空気って読もうとすればするほど、
よく判らなくなってくる。
「空気が読めない人」というのは、最近もっとも嫌われる人の代名詞。女性誌のアンケートでも、
小学生のアンケートでも、「嫌いな女性」ランキングで必ず上位に上がってくる。
ネット上では「空気嫁」と罵られる。では「空気の読めない人」とは、どんな人なのか。
“「場の空気」が読める人、読めない人”という本から、具体例を抜粋してみよう。
1.会議で頓珍漢(とんちんかん)なことを言いだす上司
2.疲れて帰宅した夫に「仕事と私、どっちが大事?」と迫る妻
3.おかまいなしに長話をするおばさん
4.マニュアル通りの対応で客をイライラさせる店員 (>>2-10につづく)
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