07/06/12 17:28:52 0
大きな声では言えないが…:報道陣の劣化 牧太郎
自戒を込めて書く。昨今「報道陣」という人種はすぐ謝ってみせるけれど、
肝心な事柄では“知らん顔の半兵衛”である。反省すべきを反省しない。
例えば、社員が痴漢で逮捕される。マスコミ各社はすぐさま謝罪会見をして、頭を下げる。
謝っても良いけれど、それほどのことでもあるまい。社員が何千人もいれば
変質者の1人や2人は交じるものだ。(職員1万1000人のNHKはこの半年で、
わいせつ事件が6件。いささか異常ではあるが)痴漢行為は基本的には個人的な犯罪。
経営者が仰々しく謝らなくても良い範ちゅうだ。
それに引き換え、5000万件にも上る「消えた年金」。これは新聞、
テレビが謝るべき重大な事柄ではないのか。
時効で泣き寝入りした年金は約950億円。
国が国民との間で結んだ契約を平気で破る。著しい「国家の劣化」である。
国と国民の契約が公平に履行されているか?
これを監視するのが報道陣の使命である(と僕は信じている)。
確かに熱心な記者が年金をフォローしていたことは事実だが、
結果として「消えた年金」の実態を暴くことができなかった。
もっと早くからキャンペーン報道を繰り返していれば、
国民の被害はもっと少なくて済んだハズだ。報道陣は謝るべきだ。
毎日新聞 2007年6月12日 13時36分
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
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