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★「今の名前で修学旅行に」
・母親が前夫との離婚成立前に出産、出生届を出していないため戸籍がない滋賀県内の
高校2年の女子生徒(16)とその家族らが12日、今月の修学旅行前に、現在の氏名で
パスポート(旅券)の発券を認めるよう要望、約1万4000人分の署名を手に麻生太郎
外相と面会した。
外務省は「離婚後300日以内に誕生した子は前夫の子」とみなす民法の規定の問題などを
受け、無戸籍でも例外的にパスポートを発給することを決定。しかし、母親の前夫の姓を
使用することが条件となっている。
女子生徒の母親は前夫からドメスティックバイオレンスの被害を受け家を出た。
離婚手続き中、別の男性との間に子どもが生まれ、離婚は1992年に成立。前夫との
親子関係を否定する手続きを取ると、現在の居住地が知られる恐れがあるため、
戸籍を作れない状態が続いている。
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