07/06/11 10:10:03 0
「消えた年金」問題で日本中が大揺れするなか、新たな年金のデタラメ実態が明らかになった。
民間の年金資金を運用するため、総額3700億円を投じて全国に建てられた「グリーンピア」
がアチコチで破綻してパーになっているのに、国家公務員の共済年金は絶対に損をしない方法で
運用されていたのである。
民主党の桜井充参院議員が国会で追及した事実には、驚きを通り越して呆れてしまう。
(中略)
バブルがはじけ、二束三文で売り飛ばされているグリーンピアと違って、共済年金の施設では
一円の損も出ていないのだ。そのカラクリはこうだ。
「そもそも建て方が違うんです。グリーンピアの建設資金には国民年金や厚生年金が使われた。
建設は年金資金の投資でした。建物は減価償却していくので、いずれ財産価値はなくなってしまう。
それがわかっていながら投資した。これに対し、共済年金の場合は投資ではなく融資の形をとって、
施設が建設されたのです。だから利息も入ってくるし、相手が破綻しないかぎり、お金も返ってくる。
社保庁の職員が入っているのは共済組合です。民間のお金はムダ遣いするくせに、自分たちのお金
は絶対に損しないような仕組みで運用していたわけです」(桜井充氏)
社保庁のどうしようもない体質を象徴するような話だ。「他人さまの年金を預かっている」という
感覚が決定的にないのである。
「共済年金と国民年金、厚生年金を統合して財布を一元化しないかぎり、こうした無駄遣いは解決
されません」(桜井充氏)
社保庁のデタラメ、無責任は底なしだ。
【2007年6月8日掲載記事】
URLリンク(news.www.infoseek.co.jp)