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池田小事件６年…初の正門前追悼式 命を大切に
児童８人が犠牲になった大阪教育大付属池田小学校（大阪府池田市）の児童殺傷事件から
丸６年を迎えた８日、同校で追悼式典「祈りと誓いの集い」が営まれ、遺族や在校生らが
冥福を祈った。事件に遭遇した児童が今春で全員卒業。風化を防ぎ、社会に事件の教訓を
伝えるため、会場をこれまでの体育館から、初めて屋外の「祈りと誓いの塔」の前に移して
行われた。
塔は事件を記憶にとどめるため、平成１６年に旧正門前に設置。高さ４．５メートルの
御影石製で、事件で亡くなった児童の数と同じ８つの鐘がある。
式典では冒頭、８人の冥福を祈って黙祷（もくとう）がささげられ、６年生の代表が
鳴らした塔の鐘の音が、校内に響き渡った。
藤田大輔校長は、亡くなった児童の名前を１人ずつ読み上げ、「自分や友達や身近な
人たちのかけがえのない命を大切にはぐくむ人間に育ってほしい」と児童に語りかけた。
続いて、６年生の代表２人が「祈りの言葉」と「誓いの言葉」を述べ、亡くなった「先輩」
たちに、池田小を優しさと笑顔のあふれる学校にしていくことを誓った。>>2
(2007/06/08 15:52)
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