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東京都台東区で9、10日に開かれる「鳥越祭」は、クライマックスの大神輿(みこし)を担ごうと、
ここ数年、地元民以外が乱入する事態が繰り返されている。乱入防止に手を焼く警視庁は年々警備を
強めてきたが、今年は反対に縮小し、主催者側に「祭りの自立」を求める策に出た。警告が無視され
「神輿乗り」を許した浅草・三社祭に続き、下町の祭りで再び担ぎ手のモラルが試されようとしている。
鳥越祭は、台東区の蔵前橋通りにある鳥越神社で、平安末期から続くとされる例大祭。騒動は祭り
2日目の夕刻、町を回り終えた神輿が神社に戻ってくる宮入り直前の約100メートル区間で起こる。
ハイライトといえるその区間は、大神輿の40張のちょうちんに火がともされる。その勇壮な神輿を
担げるのは地元町会の住民に限られるが、晴れ舞台に上ろうと毎年、数百人が地元以外から押しかける。
祭りを主催する「十八カ町睦(むつみ)会」と警視庁は、4年前に機動隊員が騒動に巻き込まれ負傷した
のをきっかけに、高さ約2メートルのフェンスを道路脇に設置。祭りは物々しい雰囲気になった。
蔵前署幹部は「警備は本来、見物客らを守るものなのに、乱入防止に手を焼き、神輿を守るような状況
になっているのはおかしい」と話す。来年はサミット警備に人手がとられるという事情もあり、今年は
昨年より機動隊の動員を3割程度少ない警備体制とし、今後の適切な自主運営を促す試金石にしたいという。
[朝日新聞]2007年06月07日19時42分
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